ドイツ コーヒー 歴史

横浜の邦字新聞「萬国新聞」に、コーヒーの広告が掲載された。, 【生産】1869年以降 ドイツ人といえばビールとソーセージを想像する方が多いかも知れませんが、ドイツは実は、コーヒー好きの国。また、コーヒーと合わせてスイーツを楽しむのも好きな人たちでもあります。, コーヒーがドイツに紹介されたのは1670年ごろのこと。イギリス商人がハンブルクに最初のコーヒー・ハウスを、また1712年にはベルリンにも新たな店を開きました。その当時コーヒー豆の供給は、北ドイツには主にイギリスから、南ドイツにはイタリアからなされました。, 18世紀後半にはコーヒーが大衆化し、ビールに代わって家庭の食卓の定番となりつつありました。そんな折、フレデリック大王が「コーヒー禁止令」を布告しました。フレデリック自身はコーヒー愛飲家でしたが、ドイツには植民地がないためコーヒー消費量の増加は通貨の海外流出につながります。また、国産ビールの生産量が減っていたので、ビール産業育成という目的もありました。フレデリックは医者を動員してコーヒーの有害性を国民に訴えたり、女性にコーヒーは悪いと吹聴したりと、さまざまな手を尽くします。, そんな中で、成長を遂げたのが「代用コーヒー」。植物の根やハーブ、実や種などを焙煎して粉に挽いてコーヒーに似せたエキスを抽出するものですが、特にコーヒーに似た香ばしさをもつ「チコリ・コーヒー」は人気を集めたといいます。, 焙煎ももちろん禁止されました。貴族や官僚など以外は、直営の焙煎施設以外での焙煎を禁止し、特定の上流階級だけ高額の納入金を払うことを条件に焙煎権を与えました。当然、一般庶民は焙煎権どころか、コーヒーを飲むことさえ許されなかったのです。無許可焙煎は次々に摘発されていきました。, 20年余りに渡ってこの禁止令は続きましたが、市民は負けることなく、不当な圧力に抵抗し続け、ドイツ国民はコーヒーを守り切りました。コーヒーの魔性の味を知った以上は、禁止されたとしても、なんとしてでも飲みたくなるものなのでしょう。, 現在ドイツはとにかくコーヒーをよく飲むコーヒー大国。朝・昼・夜を問わず1日に何度も、自宅で家族とコーヒーを飲む習慣があるそうです。もちろんカフェも人気で、1686年創業とドイツ最古歴史をもつ『カフェ・プリンツェス』も現存。1676年にレーゲンスブルクで最初のチョコレートをつくったり、帝国議会後のお茶の席にコーヒーとスイーツを提供するなど、スイーツも評判です。, コーヒー抽出に欠かせないドリッパーはなんとドイツ発祥。そのはじまりは、ドイツの主婦・メリタ夫人が「よりおいしく、手軽に」という思いで、1908年開発したものです。それまでの布や金網に代わる抽出道具としては画期的で、いまでは世界中に広まっています。コーヒーのスタイルは基本的にはドリップコーヒーがメインですが、近年ではイタリア発のエスプレッソやカプセルタイプのコーヒーマシンも普及していて、家庭ではエスプレツソマシンを使っている人も多いそうです。, コーヒー豆の品質・水準は高めで、「ジャーマンロースト」という焙煎度合いを示す言葉があるように、中煎り程度がスタンダードです。コクのある味わいで、日本人のコーヒーの好みと近いものがあります。. Copyright ©COFFEE LIFE. ドイツのベドガーが白色の硬質磁器を作ることに成功(それまで上流社会ではコーヒーには、有田焼等が輸入使用された), 【消費】1800年 ドイツのコーヒーとカフェについて見ていきましょう。ドイツはコーヒーに関して厚みのある歴史を有し、コーヒー大国という顔を持ち合わせています。, このことは良く知られていますが、ドイツではコーヒーも驚くほど飲まれており、ドイツはコーヒー大国とさえ言える国だったりします。, 例えば、ドイツでは14歳以上の人口の80%がコーヒーを飲んでいるとされ、これはなんとスターバックスなどの大手コーヒーチェーンが誕生してきたアメリカでの数値より上です。, また、ドイツ国内におけるコーヒーの年間消費量はビールを上回り、街中には至る所にカフェがあるだけでなく、パン屋(ベーカリー)などでも一杯ずつ淹れ立てのコーヒーを注文出来るなど、ドイツは知る人ぞ知るコーヒー大国なのです。, この記事では、ドイツとコーヒーの関係から、ドイツのカフェに関するちょっとした豆知識までを紹介していきます。, ドイツでコーヒーがそれほどまでに愛されている裏には、ドイツとコーヒーの切っても切れない歴史があります。, 女性は他の女性客とお喋りを楽しみ、男性客はコーヒーを飲みながら愚痴をこぼしていたのです。, まず、コーヒーメーカー用のフィルターは1908年に開発されたわけですが、それはメリタ・ベンツというドイツ人女性によってでした。, 現在世界中で、挽いたコーヒーの粉が浮いていないコーヒーを飲むことが出来るのは、このドイツ人女性のお陰だったのです。, さらに、1954年にはドイツ人男性のゴットローブ・ウィドマンがドリップ式電気コーヒーメーカーを発明しました。, そして現在、ドイツの人々は遅めの午後休憩、日曜、休日などに、家族や友達とケーキと一緒にコーヒーを楽しみます。, このように、紅茶よりもコーヒーに傾倒する国である今日のドイツにはまた、年に一度の「コーヒーの日」すらあるほどです。, では、歴史的にもコーヒーとの関係が深いコーヒー大国ドイツでは、どのようなコーヒーを見つけることが出来るのでしょうか?, ここでは簡単に、ドイツで売られているコーヒーの中から試してみたいものを紹介していきます。, 中でもでも「フレンチプレスセレクション」は、人気のフレンチプレスのメーカーの協力で生み出された超粗挽きブレンド。, IDEE Kaffeeはカフェインの含量が多めの、マイルドで美味しく飲めるコーヒー。, 1895年まで歴史を遡るドイツ生まれのコーヒーブランド「Jacobs Kronung」の中でも、以下の3つは試してみる価値があります。, Eilles Kaffeeの「Gourmet」は、際立つ香りと風味が楽しめておすすめ。, コーヒー粉でもインスタントでもお試せ、また、ドイツの航空会社ルフトハンザの飛行機内や、フランクフルトの空港でも提供されています。, 中でも、「Creation Superieure Jade」のインスタントコーヒーは、選びぬかれたコロンビア産とブラジル産のアラビカ豆のブレンドが、心地よいコクと甘い香り、そして柔らかい味を生み出しています。, また、店内にはコーヒーだけでなく、雑貨も置いてあったりと、一見すると何のお店か分からなくなることもあるけど、1949年からドイツにあるれっきとしたコーヒー屋さんです。, ここでは、ドイツでカフェに行くなら抑えておきたい、くつかの豆知識を紹介しておきます。, 通常、カフェと言えばコーヒーを主に出す場所という認識でいると、ドイツのカフェでソファーに座ってビールを飲んでいるドイツ人達を見ると驚くかもしれません。, さらに、ドイツのカフェはアルコールを提供するだけでなく、夜が更けるに従って、どちらかというとバーのようだとさえ言える場所になってきます。, 実際、多くのカフェは夜になるとテーブルを片付けて、パーティーに来る人達のために場所を提供することも珍しくはありません。, とは言え、カフェは昼も夜も大半は、コーヒー派にふさわしい場所であることに変わりないので安心してください。, ドイツにはベーカリーが至るところにありますが、最初の見出しのところでも触れた通り、ここでもコーヒーを飲むことが出来ます。, カフェほどの選択肢はないかもしれませんが、ブラックコーヒー一杯の価格はカフェの半分程度で、安価で出来立てのロールパンやサンドイッチと一緒に、より手頃な価格のコーヒーを楽しめるのです。, ドイツにあるカフェには、そのお店ごとに独自のメニューを提供していることもありますが、基本的に次のメニューは定番なので、覚えておくと楽だと思います。, セルフサービスのカフェ以外、カフェであってもドイツでは基本的にチップを渡すのが暗黙の了解になっています。, ただし、コーヒーを飲み終わった後にウェイターが持ってきた勘定書には、特にチップ代が含まれているわけではないので、どの程度のチップを払ったら良いか気になるところだと思います。, もちろん、お店のサービスが気に入ったらもっと払っても良いですが、いくらのチップを含めたら良いか分からないなら、10%のチップを渡しておきましょう。, ちなみに、現金で払う際にチップを含めてちょうどの額がない場合は、いくらお釣りを返して欲しいかを伝えればOKです。, 次の4つのフレーズを知っておけば、ドイツのカフェでコーヒーを注文する際に役立つはずです。, ドイツとコーヒーの深い関係や、ドイツにおけるカフェに関する豆知識までを紹介してきました。, ちなみに、そんなコーヒー大国のドイツでは、ドイツのデザイナーとベルリンのスタートアップ会社が提携し、「コーヒー粉のかす」と「木片」を組み合わせた再使用可能なコーヒーカップを制作しています。, 使用されるコーヒー粉のかすはベルリンのカフェから集められたもので、木は持続可能な森林資源から入手されています。, 再利用、リサイクル、資源の節約の3つの点を満たしているこのコーヒーカップは、まさに、環境問題に積極的に取り組むコーヒー大国であるドイツだからこそ、誕生した商品だと言えますね。, 当サイトは当サイトのメイン管理人である「ハリマン」が、内向きになりつつある日本人をもう少しだけ外向きにしたいという思いで運営しています。 さらに詳しくは下のホームボタンをクリックしてください。. M I T C H G A R D N E Rさん(@mitchhgardner)がシェアした投稿. 現在ドイツはとにかくコーヒーをよく飲むコーヒー大国。 朝・昼・夜を問わず1日に何度も、自宅で家族とコーヒーを飲む習慣があるそうです。 もちろんカフェも人気で、1686年創業とドイツ最古歴史をもつ『カフェ・プリンツェス』も現存。 フリードリヒ大王(ドイツ)によるコーヒーの輸入弾圧によりコーヒーの代用品チコリー等が出回る. 医師シーボルトは、コーヒーは長寿をもたらす良薬であると「薬品応手録」でコーヒーをすすめている。, 1869年(明治2) これに怒った主婦たちがコーヒーハウスに入りびたる夫たちを相手に反対運動を起こしたのです。そして、同じことがドイツでも起こります。 ドイツにコーヒーが入ったのは1670年、イギリスより20年ほど後のことで、1679年に初めてのカフェが登場しました。 今では気軽に飲めるコーヒーも、昔はお店でしか飲むことができない貴重なものでした。そんな時にできたのがコーヒーハウスです。ここでは人々が集まり、色々な話しをしながらおいしいコーヒーをたし… 加藤サトリ氏がインスタントコーヒー発明。(1901年のバッファローの全米博覧会で展示), (明治時代) Copyright ©COFFEE LIFE, All Rights Reserved. ウッド等の発展の元となる)へ, 【生産】1753年 ロシアの宮殿を見ていきましょう。ペテルゴフ大宮殿から、観光地としてとても有名な冬宮殿、そしてニュースなどでも耳にするクレムリン大宮殿など、10の宮殿を紹介していきます。 世界最大の国土を有するロシアは、近現代の世界において大き... イギリスの食文化と食事事情に関して、5つのポイントから考察していきます。イギリスの料理や食に対してちょっとした知識を頭に入れておきましょう。 食で有名なフランス、イタリア、スペインなどの他のヨーロッパ諸国と違い、イギリスの食事... ベトナムの文化や習慣に関して13のポイントを紹介していきます。ベトナム観光を予定していたり、現地で生活してみたいなんて人はチェックしておくと良いかもしれません。 中国の南、カンボジアとラオスの東に位置し、南シナ海に沿岸部を接し... ワインの発祥地または起源は、南コーカサスのジョージアだったのかもしれません。2017年にジョージアで発見された、世界最古のワインの痕跡を見つめていきましょう。 世界中で愛されているワインには、赤、白、ロゼといった基本的な種類を... 世界一臭い食べ物・食品を14種類集めてみました。キビヤックやエポワスをはじめ、世界的に臭い食べ物として有名な食べ物達を確認してみましょう。 ある人にとっては無価値なタダのゴミに感じられるものでも、別な人にとっては同じものが非常... ドイツの川について見ていきましょう。ドナウ川やライン川といった主要な4つの河川から、長さの点でトップ10に入る6つの川までの、合計10の川を紹介していきます。 他の多くの国と同様に、西ヨーロッパを代表する国ドイツでも、国の発展... 名前が意味する通り、「最高の豆」を慎重に収穫して完璧な状態に精製、焙煎して挽いたコーヒー粉. リンネがコーヒー(Coffea Arabica)を分類・命名, 【消費】1773年 1797年(寛政9) 長崎の井出要右衛門がはじめて大宰府天満宮にコーヒーと砂糖を奉納した。 1702年(元禄15) 赤穂浪士の討入り. ドイツにおけるコーヒーの歴史は、他のヨーロッパ諸国と同様に、17世紀、オスマン帝国の欧州侵略の際、トルコからもたらされた事に始まります。以来、コーヒーはドイツでは欠かせない飲み物となり、現代ではヨーロッパ最大、全世界でも第3位の消費量を誇るコーヒー大国となっています。 ナポレオンの大陸封鎖により代用コーヒーが出回る, 1826年(文政9) 世界にはコーヒートレンドをリードする都市がいくつもありますが、ベルリンもそのひとつ。ドイツの首都であるベルリンは、冷戦時代には「ベルリンの壁」で東西に分断されていた町だったのは皆さんもよくご存じでしょう。 サビ病性に強いロブスタ種  (カネフォラ種の一変種)をウガンダ西海岸で、フランスの植物学者ピエールが発見、命名。, 【消費】1899年 Dallmayr(ダルマイヤー )1700年、ミュンヘンで設立。300年以上の歴史があり、現在も家族経営らしい。ヨーロッパ最大のデリカデッセン。ドイツのコーヒ… フランスのド・ベロイがドリップポット(微小な間隙を使ってコーヒーを抽出し粕と分離する)を発明, 1804年(文化1) 世界にはコーヒートレンドをリードする都市がいくつもありますが、ベルリンもそのひとつ。ドイツの首都であるベルリンは、冷戦時代には「ベルリンの壁」で東西に分断されていた町だったのは皆さんもよくご存じでしょう。, 今日ではロンドンに次ぐヨーロッパ第2の大都市で、世界中から様々な分野のプロフェッショナルが集まっています。コーヒーの分野もまた然り。, 今回は、ベルリンのコーヒー事情と、スペシャルティコーヒーをけん引してきたカフェをご紹介します。, 関連記事:【高品質・最高峰】サードウェーブの代名詞『スペシャルティーコーヒー』の歴史と定義とは?, 少し歴史を振り返ってみましょう。ベルリンがヨーロッパの大都市の仲間入りをしたのは19世紀。産業革命が興り、さらに1871年にドイツ帝国の首都となることで急成長しました。, ベルリンにカフェ文化が生まれたのもこの頃。他のヨーロッパの都市と同様、カフェは文化人やアーティストのたまり場として大きな役割を果たしました。, 世界大戦と、それに続く冷戦時代の東西分裂によって、一時は受難の時代を迎えたベルリンですが、ドイツが再統一した後、1999年にドイツの首都として復活します。, 19世紀と同じく、現代でも発展を遂げる新都市は、若者やアーティストをはじめ、世界中の多くの人々を惹きつけています。コーヒーのスペシャリストだって例外ではありません。, 都市が生まれ変わる時には、新しい文化も柔軟に受け入れられるものですが、ベルリンではコーヒーの新しいトレンドも、比較的早く浸透しました。現在では、ヨーロッパ有数のスペシャルティコーヒーの町としても有名です。, 21世紀に入ると、スペシャルティコーヒーに特化したカフェやロースターが登場し、現在も増え続けています。世界でもトップクラスのバリスタたちがいるカフェも少なくありませんし、建築やデザイン分野で表彰されたことのあるおしゃれな店舗もあります。, 一般向けからプロのレベルまで、コーヒーについて学べる機会も十分です。学習だけでなく、コーヒーを身近に楽しめるイベントや、業界向けの展示会も定期的に開催されています。, 世界の主要都市でコーヒーフェスティバルが開かれているのはご存知の方も多いはず。ベルリンでは2015年から始まり、毎年人気を博しています。, 2019年にとくに注目したいのは、ヨーロッパ最大のコーヒー業界見本市「ワールド・オブ・コーヒー(World of Coffee)」が、6月6~8日に開催されること。この間に、コーヒー世界選手権(World coffee competitions)も催されます。, コーヒー関連のイベントは、個々の市区やカフェレベルでも数多く開催されています。ベルリンを訪ねる時期に合わせて、お目当てのカフェや観光局などのサイトをチェックしてくださいね。, 関連記事:コーヒー好きなら一度は行ってみたい!The New York Coffee Festivalの魅力に迫る, 関連記事:【TOKYO COFFEE FESTIVAL】トーキョーコーヒーフェスティバル・ 2017 Summer レポート, ベルリンに無数にあるスペシャルティコーヒーのカフェから、今回はパイオニアと呼ばれる3店をピックアップ。いずれも、コーヒー農家から厳選した豆を取り寄せ、自家焙煎したこだわりのコーヒーを提供しています。, ヨーロッパでも最高といわれるロースターのひとつがここ。2010年にオープンして以来、シングルオリジンへのこだわりは半端なく、コーヒーの質も淹れ方も折り紙つき。現在はベルリン市内に5店舗とトレーニングセンターを運営しています。, ベビーカーお断り、ラップトップ使用は指定のスペースのみ、コーヒーは静かに味わうべしなど、カフェ運営に独自のポリシーも持っています。, 2006年にふたりのアーティストが創業したカフェ。当時のベルリンではサードウェーブコーヒーの前例がほぼなかったそうです。コーヒーの取引や焙煎など、手探りで完璧を追い求めてきたパイオニア中のパイオニア。現在ではベルリン市内に2店舗あり、スタイリッシュなカフェとしても有名です。, 2010年にロースターとカフェを同時にオープン。最初からスペシャルティコーヒーを提供することにこだわり、コーヒー農家とのフェアな取引き、コーヒー豆の厳選、設備の準備などに数年をかけ、満を持して開店したとのこと。, 現在はベルリン市内にカフェが2店舗で、ロースターは別にあるそうです。ケーキやパンもファイブ・エレファントの主力商品で、とくにチーズケーキは大好評!, コーヒートレンド最前線のカフェが、ベルリンにはまだまだ沢山あります。他にも、クラシックな老舗、共産圏時代を偲ばせるカフェ、デザインが秀逸なお店など、ジャンルも幅広いです。, また、ベルリンの大きさは東京23区の約1.4倍。カフェの所在地も広範囲に及ぶので、カフェめぐりをするなら事前の計画がマストですよ。カフェの密集エリアもあるので、ジャンルにこだわらないなら場所で攻略してもいいですね。, イベントの時期に合わせても、カフェめぐりが目的でも、ベルリンではあなたのコーヒーの世界がぐっと広がることでしょう。, 関連記事:【プラハのカフェ事情】東欧のコーヒーシーンをリード!おすすめのカフェも紹介。, 関連記事:【日本のカフェとは違う?】ドイツのカフェでの働き方!スタッフ・雇用・給与・チップ事情について, カフェのような暮らしを日常に。生活の拠点となる情報を発信するライフスタイルマガジン。~コーヒーのある生活を~, ドイツ・フランクフルト在住のライター・通訳。コーヒーやお茶が大好きなのは、環境や健康など未来の大切なテーマが詰まっているから。というのは表向きで、美味しくて楽しいからがホントのところ。いつか日本とヨーロッパを結ぶ嗜好品ビジネスをやりたいと目論み中。, 「ヒュッゲ」の国のサードウェーブコーヒー The Coffee Collective (コーヒー・コレクティブ), 【高品質・最高峰】サードウェーブの代名詞『スペシャルティーコーヒー』の歴史と定義とは?, コーヒー好きなら一度は行ってみたい!The New York Coffee Festivalの魅力に迫る, 【TOKYO COFFEE FESTIVAL】トーキョーコーヒーフェスティバル・ 2017 Summer レポート, 【日本のカフェとは違う?】ドイツのカフェでの働き方!スタッフ・雇用・給与・チップ事情について, 【カフェイン過敏症?】コーヒーを飲んだあとに動悸を感じたら要注意!その原因や対処法・治し方を解説します. 歴史的にみると、ドイツは他国のコーヒー文化を取り入れながら独自の技術を開発してきた、という経緯があります。隣国のフランスでは「カフェオレ」、イタリアでは「エスプレッソ」や「カプチーノ」、オーストリアでは「ウィンナーコーヒー」と、各国で有名なコーヒーがありますが、実はドイツには … ヨーロッパにありながらオスマン帝国の支配下におかれていたハンガリーでは、16世紀の終わり頃からコーヒーの存在が知られていました。しかしハンガリーにとって、コーヒーはあまりいい印象ではなかったようです。 1541年、ハンガリーのブダがオスマン軍に制圧される直前、会談のためオスマン軍陣営にハンガリーの者が出向いた際、“黒いスープ”としてコーヒーが提供されたといいます。その直後にブダが陥落したことから、ハンガリー国内で“黒いスープ”は不吉な意味を持つ言葉となったそうです。 東京下谷黒門町で鄭永慶(ていえいけい)が喫茶店「可否茶館」を開店した(4年後には閉鎖), 【生産】1897年 Copyright ©  コーヒーとカフェ.net All rights reserved. ドイツ人が好きな飲み物と聞いて真っ先に思い浮かぶのはビールだと思います。日本でもオクトーバーフェスなどが近年ではよく見られるようになり、仕事帰りのサラリーマンなどがガブガブとビールを飲んでいます。, しかし、ドイツ人はビールだけでなくコーヒーも大好きなことで知られています。ドイツでは貨幣が流出するくらいコーヒー豆を消費していたのでコーヒー禁止令が政府によって出されたことすらあります。, 現在日本で最もポピュラーなコーヒー抽出方法であるペーパードリップもドイツで発明されました。今回はそんなドイツのコーヒー文化や歴史などについて書いていこうと思います。, ドイツ人はあまりコーヒーを飲む印象がありませんが、実際には世界的に見てもかなりのコーヒー好きの国であり、世界でNo.3のコーヒー消費大国です。具体的には1人当たりのコーヒー量は年間で7kgほどであり、他のヨーロッパ諸国と比べてもかなり多いです。, ドイツのコーヒー文化は会話の中にも溶け込んでおり、ドイツでは“おやつ”のことを“Kaffeetrinken(コーヒーを飲む)”と言います。ドイツではお菓子を食べる時に一緒にコーヒーを飲む習慣があるために、コーヒーを飲む=おやつになるのです。, Y a n aさん(@d.yanina.s)がシェアした投稿 – 2017 4月 19 12:52午前 PDT, 他にも“世間話をする”ことを“Kaffeeklatsch(コーヒー話)”と言います。これも世間話をする際には一緒にコーヒーを飲む習慣があることから、コーヒー話=世間話に成っているのです。このようにコーヒーは日常会話にも比喩的に出てくるくらい日々の生活に溶け込んでいます。, ちなみにドイツ人が好むコーヒーの種類は日本人の好みに似ています。最近になってエスプレッソ系のラテやカプチーノなどを飲む人が増えていますが、基本的にはドリップコーヒーが最も飲まれています。, ドリップコーヒーの種類もアメリカンコーヒーのような薄いものではなく、日本人と同じ普通にフィルターで抽出したコーヒーがポピュラーです。, コーヒー豆の生産国は世界各地で栽培されたコーヒー豆が消費されますが、歴史的な経緯もあり、ケニアやタンザニアといったアフリカ産のコーヒー豆が人気である傾向があります。, コーヒーはもともと17世紀にオスマントルコが侵略してきた際にヨーロッパにもたらされました。その後、数百年かけてヨーロッパの植民地支配拡大に合わせてコーヒー豆の栽培は世界中に広がっていきました。, ドイツにコーヒーがもたらされたのは1670年頃であり、イギリス商人によって持ち込まれました。イギリス商人がハンブルクにコーヒーハウスを開業したのがきっかけであり、1712年にはベルリンにもカフェが開かれました。, M I T C H G A R D N E Rさん(@mitchhgardner)がシェアした投稿 – 2017 4月 19 2:20午前 PDT, 18世紀の後半にはコーヒーは一般家庭にも広まりました。この時に今のドイツのコーヒー文化の基盤が出来上がりました。しかし、当時はヨーロッパの政治的情勢も安定しておらず、多くの戦争が起きていました。, コーヒーを多く消費するドイツはコーヒー豆を大量に他国から輸入する必要があり、その結果として通過が海外に流出してしまっていました。この状況に困惑した当時の王様であるフレデリック大王は「コーヒー禁止令」を発令しました。, コーヒーの消費を抑えるために、コーヒーには重税をかけ、国産ビールの消費を促進しました。医者にはコーヒーの有害性を訴えるように命令し、女性がコーヒーを飲むと体調が悪くなるなどあの手この手でコーヒーの消費を抑えました。, コーヒー豆の焙煎も禁止されていたのですが、貴族や官僚などだけ高額の税金を払うことで焙煎する権利を買うことができました。税金を払わずに焙煎を行ったお店は次々に摘発を受けて閉店してしまいました。, しかし、このようにコーヒーに対する風当たりが強くなった中でも、人々のコーヒーを飲みたいという欲求を抑えることはできませんでした。そのためにコーヒー豆を使わずにコーヒーの味を再現する代用コーヒーが登場しました。, Lady In redさん(@ladyinredbcn)がシェアした投稿 – 2017 4月 19 2:19午前 PDT, この代用コーヒーはたんぽぽや植物の根などを焙煎してお湯で抽出することでコーヒーに似た飲み物を作るというものですが、コーヒー豆が使用できない間はこの代用コーヒーがドイツでは広く飲まれました。, 20年近くこのコーヒー禁止令は続いたのですが、代用コーヒーなどで国民は乗り切り、ドイツにおけるコーヒー文化は廃れることなく存続し続けました。, このようにドイツ人のコーヒー好きは相当なものであり、ドイツを代表する作曲家で大のコーヒー愛好家としても知られている「バッハ」もコーヒーを題材にした楽曲をいくつか残しています。, ドイツとコーヒーの関係は非常に深いですが、現在日本でも広く使われているペーパードリップを発明したのはドイツ企業のメリタ(Melitta)でした。このメリタという企業は1908年にメリタ・ベンツという主婦によって創業した会社です。, Tzekou Drosiさん(@drositzekou_)がシェアした投稿 – 2017 4月 19 2:18午前 PDT, メリタ・ベンツは夫に美味しい1杯のコーヒーを飲ませたいという愛情があり、美味しいコーヒーを抽出するための方法を試行錯誤する中で、ペーパードリップというろ紙でコーヒーを抽出する方法を見つけたのです。, このようにドイツでは多くの人によって昔からコーヒーが飲まれており、代用コーヒーやペーパードリップなど数多くの発明がされてきています。これからもドイツではおそらく多くの発明がされていくと思います。. ドイツでコーヒーがそれほどまでに愛されている裏には、ドイツとコーヒーの切っても切れない歴史があります。 17世紀のドイツではすでに、男性も女性もコーヒーハウスに集っていました。 長崎奉行に勤務していた大田蜀山人が、紅毛船で初めてコーヒーを飲んだ体験を焦げ臭くて味わうにたえないと書いた。, 【消費】1806年 スリランカでさび病が発生(スリランカは茶生産へ転換), 1878年(明治11) 「コーヒーの歴史について解説してみましょう」ここでは珈琲の起源や発祥について書いてあります。 ―見渡してみると“コーヒー”という飲み物は私達の生活に深く溶け込んでいます。では、私達はどれくらいコーヒーのことを知っているのでしょうか? モカ・コーヒーの定期的な輸入がアムステルダムで始まる 《1668年》 アメリカでコーヒーに関する最初の記述 《1669年》 フランスの上流社会にコーヒーが伝わる 《1670年頃》 ドイツにコーヒーが伝わる 《1683年》 コルシツキーがウィーン初のコーヒーハウスを開店 1876年(明治9) 東京上野に、日本人のための本格的な西洋料理店ができる. 長崎の井出要右衛門がはじめて大宰府天満宮にコーヒーと砂糖を奉納した。, 1707年 フリードリヒ大王(ドイツ)によるコーヒーの輸入弾圧によりコーヒーの代用品チコリー等が出回る, 1797年(寛政9)

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