世界遺産 フランス

フランスの世界遺産の中でも人気の高いおすすめの観光スポットを紹介します。 フランスはヨーロッパのなかでも特に人気の高い国ですね。世界の食通をうならせるフランス料理やワイン、チョコレート。オシャレの発信地としてのパリも見逃せません。 フランス観光の醍醐味はグルメやショッピングにいたるまで多岐にわたりますが、その中でも世界遺産はぜひ見ておきたいもの。フランスには、さまざまな世界遺産が数多くあります。今回は、おすすめの世界遺産をエリア別にご紹介するので、観光プランを立てる際に参考にしてください。 TABIPPO創業メンバーで、世界78ヶ国を旅しながら仕事をしてます。せっかく現代に生まれたのだから、世界にあるすべての国を訪れて、宇宙を旅行して、仕事でも成功する、そんなワークライフカオスな人生を目指しています。, 18世紀に建てられた数々の建築物が集まり、200年も前から「プチ・パリ」と呼ばれていたフランスの美しい街、ボルドー。ボルドーワインの産地としても世界的に有名です。, ボルドーの歴史地区はガロンヌ川の日月形の湾曲に沿って広がっており、その形から月の港と呼ばれています。2007年に世界文化遺産に登録されました。, 羊の放牧が盛んなこの地方では、総面積が30万ヘクタールにも及ぶ雄大な自然景観が2011年に世界遺産に登録されました。, コースは羊の乳から作られるブルーチーズの発祥の地であり、その伝統的な味は今に受け継がれています。セヴェンヌでは夏の間、およそ2万頭にも及ぶ羊達が群れを成して移動する移牧が現在も続けられています。, ルイ15世の義父の命によって造られたスタニスラス広場は中世から残る旧市街と16世紀から17世紀にかけて造られた新市外を統一しようという計画の中心となりました。, 広場に面したカリエール広場、少し離れた場所にあるアリアンス広場と共に、18世紀に整備されましたが、古典的都市計画を偲ばせる広場ということが評価され、まとめて世界遺産に登録されました。, シャンパーニュ伯爵領の首都として、かつて大きく栄えたプロヴァンには、中世の歴史が今も色濃く残っています。, シンボルともなっているセザール塔をはじめ、城壁や地下道、商人の住居など中世市場都市がそのままに保存されており、訪れる人々をタイムスリップしたかのような気分にさせます。2001年に世界文化遺産に登録されました。, 中世の時代、ローマからキリスト教司教が派遣され、司教によって統治されていたことから司教都市と呼ばれました。, 旧市街には13世紀から200年もの歳月をかけて建設された聖セシル大聖堂が建ちます。大聖堂を中心にレンガ造りの住居や商店が立ち並び、今もアルビに住む人々はこの伝統の街並みと景観を大事にして生活しています。, ヴェルゼール渓谷には壁画が描かれた26の洞窟と、147を超える集落の跡があります。これらは先史時代の遺跡で、中でも有名なのがラスコーの洞窟壁画です。, 1万7000年前に描かれたといわれており、牛や馬など数種類の銅靴が描かれています。色の着いた壁画も残っており、古代の人々の高度な絵画技術を示す遺跡として世界遺産に登録されました。, ブルゴーニュ地方の山間にある最古のシトー会修道院。修道院付属教会、教会参事会室、修道士部屋、寝室、鍛冶場が一般公開されていますが、それ以外の部分は非公開になっています。, 他の修道院のように王侯貴族からの寄進を得ることなく、祈りと労働を基本として清貧な暮らしを行っていた修道院たちの暮らしを垣間見ることができます。, 2015年に世界遺産に登録されました。クリマとは、ブルゴーニュ地方のブドウ栽培区画のこと。1247もの区画が登録されています。, クリマ以外にも、ボーヌの街やクリマの発展に貢献してきたディジョンの歴史地区も含まれています。, メゾンとはフランス語で「家」、カーヴは「地下室」や「ワインセラー」などを意味しています。, 世界遺産には、シャンパンに使われるブドウの生産、地下のカーヴ、シャンパンの販売など、製造から販売までの工程までが含まれているとのこと。, ル・コルビュジエは、スイスで生まれ、フランスで活躍した建築家。2016年に日本を含む7カ国が共同で推薦し、初の大陸をまたぐ世界遺産となりました。, フランスでは、ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸、ユニテ・ダビタシオン、ラ・トゥーレットの修道院、サヴォア邸と庭師小屋、ペサックの集合住宅、カップ・マルタンの休暇小屋、ナンジェセール・エ・コリ通りのアパート、ロンシャン礼拝堂、サン・ディエの工場、フィルミニのレクリエーション・センターが登録されています。, タプタプアテアは、フランス領ポリネシアのライアテア島、タプタプアテア市オポア地区に位置しています。多くの祭祀遺跡マラエが残されており、タプタプアテアはもっとも重要な祭祀遺跡と位置づけられ聖域とされてきました。, 自然景観も祭祀遺跡との結びつきが認められ、マラエの遺跡を含む文化的景観も登録されています。, フランスの海外県で、初めて世界遺産登録された自然遺産。ニューカレドニアのバリアリーフは、オーストラリアのグレートバリアリーフの次に大きな規模なんだそう。, 2011年に登録された文化遺産。紀元前5000年頃〜前500年頃までに建設された杭上住居群で、フランスの他にもスイス、イタリア、ドイツ、フランス、オーストリア、スロベニアも対象です。, 当時使われていた技術や土器から、南フランスの先史時代の影響が受けていると考えられているのだとか。, おつかれさまでした。世界で一番人気の国「フランス」の世界遺産はいかがだったでしょうか。まだまだ世界遺産をたっぷり楽しみたい!という方は、こちらの記事がおすすめです。, タイアップでの広告掲載のご相談、社員やライターの採用について、取材/出演依頼など、各種お問い合わせはこちらから。, TSA鍵 安心 ワイヤータイプ 2色セット旅行用 3桁ダイヤル式ロック Viane, ドイツ観光局×TABIPPO特別企画!「# 思い出のドイツ旅」でつぶやいて豪華景品をGETしよう!, 【WITH! ?)なヴェルサイユ宮殿の魅力, ■フォンテーヌブローの宮殿と庭園フォンテーヌブローの宮殿は、フランスで建設された初めての本格的ルネッサンス建築といわれます。もともとはパリの王族が狩猟を楽しむための宿泊場として建設されましたが、フランソワ1世やナポレオン3世と歴代の君主たちが手を加え、それぞれの時代に応じた多様な建築様式を持つ今の姿となりました。宮殿はもちろん庭園も素晴らしく、ヴェルサイユ宮殿の庭園を手掛けたル・ノートルによる花壇は必見。かつて王たちの祝祭の舞台であった「鯉の池」ではボート遊びもできます。・登録年:1981年■シャルトル大聖堂聖母マリア信仰の重要な巡礼地として名を馳せるシャルトル大聖堂。中世から多くの巡礼者が訪れており、シャルトル市のシンボルとしても大切にされている世界遺産です。1194年に大火災があり、ファサードを残してほとんど焼け落ちましたが、当時としては短期間で再建され、フランスで最も美しいゴシック建築のひとつとして評価されています。大聖堂内部には繊細なステンドグラスが数多くあり、「シャルトルの青」と称えられるその輝きをぜひ堪能したいものです。晴れた日の午後遅くには差し込む光によって青い世界がつくり出され、えもいわれぬ光景を楽しめます。・登録年:1979年■中世市場都市プロヴァンプロヴァンは人口約1万2000人の小さな町ですが、11世紀から13世紀にかけてはシャンパーニュ地方で最も繁栄した町のひとつでした。9本もの街道が交わる交通の要所となっていたことと、年に2回開催されていた「シャンパーニュ大市」がヨーロッパを代表するほど華やかだったことが、その理由です。当時はシャンパーニュ地方の領主であったシャンパーニュ伯の要塞都市としても機能していたため、現在でも城壁が残り、当時の様子を今に伝えています。・登録年:2001年, ブドウ栽培や酪農が盛んなブルゴーニュらしく、ブドウの栽培地が世界遺産として登録されています。シトー会修道院もはずせない観光スポットのひとつです。, ■フォントネーのシトー会修道院フォントネー修道院は、現存するシトー会の修道院としては最古。ブルゴーニュ出身のベルナール(聖ベルナール)という青年修道士によって1118年に創設され、フランス革命後に製紙工場として利用されましたが、その後修復が行なわれ創建当時の姿を取り戻しました。シトー会は「清貧」「質素」を信条とし、祈りと労働を守る宗派で、修道院の建物も装飾が排除された簡素な造りになっています。穏やかで心休まる静かな空気が感じられる空間です。・登録年:1981年■ブルゴーニュのブドウ栽培地「黄金の丘(コート・ドール)」と呼ばれるブルゴーニュの丘陵地に広がるブドウ栽培地。ブドウ栽培地の区画は「クリマ」と呼ばれており、ブルゴーニュには実に1247ものクリマがあり、南ディジョンからマランジュまで50kmにわたって広がっています。ブルゴーニュはボルドーと並ぶワインの産地。ブルゴーニュのブドウ栽培地「クリマ」は、約100年間にわたるブドウ栽培やワイン生産の技術が結集されたものとして、2015年に世界遺産に登録されました。・登録年:2015年≫≫≫ 世界遺産と美食の宝庫! フランス、ブルゴーニュ・フランシュ・コンテ地方のおすすめスポット■ヴェズレーの教会と丘ヴェズレーは小高い丘の上に沿うように民家が建てられた村で、坂道を登りきったところに「サント・マドレーヌ・バジリカ聖堂」が静かにたたずんでいます。娼婦から改悛し、聖女としてあがめられるようになった「マグダラのマリア」の遺骨を祀っているとされ、12世紀には大勢の巡礼者が訪れました。13世紀以降、その人気は衰え凋落の一途をたどったものの、19世紀に入り聖堂の歴史的価値が認められ、建築家のヴィオレ・ル・デュックによって修復されました。町並みも中世の雰囲気をそのまま残しており、聖堂とともにフランスの歴史を伝えてくれるかのようです。・登録年:1979年, フランシュ・コンテはジュラ山脈の麓に広がる自然豊かな地域。日本からの観光客は多くありませんが、世界遺産をはじめとした見どころが多い地域です。, ■ヴォーバンの要塞群ヴォーバンはルイ14世に仕えた高名な軍事建築家。数多くの要塞建築物を手がけ、ヨーロッパ、アメリカ、ロシア、東アジアの要塞建築に大きな影響を与えました。そのヴォーバンが1667年~1707年に手がけた中で高い評価を受けている計12ヵ所が、2008年に世界遺産に登録。ブザンソンの城塞もそのひとつで、1677年から1693年にかけて建設されました。海抜118mの高台にあり、動物園や水族館も備えた人気の観光スポットです。・登録年:2008年■天日製塩施設、サラン・レ・バン大製塩所からアルケ・スナン王立製塩所までルイ16世の命によって、1775年に建設が始まったアルケ・スナン王立製塩所は、建築家クロード・ニコラ・ル・ドゥーの設計によるものです。岩塩が豊富なブザンソンの製塩は、当時のフランス経済を支えていた産業のひとつ。そこで製塩所を中心として、研究所、浴場、住宅などを含む円形の町をつくるという壮大な計画のもと建設が進められましたが、財政の問題によって半円が完成したところで中断。産業建築の歴史上、重要な建築物として1982年に世界遺産に登録されましたが、2009年にはサラン・レ・バン大製塩所も加えて拡大登録されました。・登録年:1982年、2009年, ロワール川の流域にあるこのエリアは、最もフランスらしいといわれる地方。穏やかな田園風景と昔ながらの町並み、そして優雅な姿を見せる古城たち。この地域ならではの美しい景観を楽しめます。, ■シュリー・シュル・ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷ロワール川を含むシュリー・シュル・ロワールからシャロンヌまでの地域のこと。地域一帯が世界遺産として登録されており、1981年に登録済みの「シャンボールの城と領地」も含まれます。この地域の見どころは、なんと言っても景観の美しさ。農地には長年にわたる人と自然の共生の歴史を見ることができ、美しいロワール川に沿って数多くの古城が遺された景色を望むことができます。・登録年:2000年≫≫≫ 世界遺産を巡るロワール川遊覧徹底ガイド(フランス)≫≫≫ フランス・ロワール渓谷の世界遺産「シャンボール城」へ行こう! 500年の歴史と自然を満喫する完全マニュアル■ブールジュ大聖堂12世紀末から13世紀末にかけて建設されたブールジュ大聖堂。正式名称は「サンテティエンヌ大聖堂」といい、ロワール川以南で建築された初めてのゴシック式建築物であり、フランスゴシック建築の代表作とされています。幅41m、奥行き120m、身廊の高さ37.15mと建物の大きさもフランスゴシック建設としては最大。重厚感のある建物の中央には聖書の「最後の審判」をテーマにした精細な彫刻が、内部には同じく聖書モチーフのステンドグラスが数多く遺されており、その美しさはいつまでも眺めていたくなるほどです。・登録年:1992年, ドイツとの国境に面するこの地域の世界遺産は、ドイツの影響を色濃く受けたストラスブールと、華やかなロレーヌ王国の都市計画を現在に遺すスタニスラス広場のふたつが特徴的です。■ストラスブールのグランディルとノイシュタットストラスブールは、フランスとドイツの領土争いに翻弄された歴史を持ちます。17世紀にフランス王政によって統治され、普仏戦争でドイツの領地となり、第1次世界大戦でフランスへと返還されます。第2次世界大戦中はドイツのナチスが占領しましたが、ドイツの敗戦後、再びフランス領地となりました。領土争いの舞台となったこの地域は、ヨーロッパの平和への願いの象徴となり、現在では欧州評議会が設置されています。1988年にストラスブールが世界遺産に登録された後、2017年にノイシュタットも加えて拡大登録されました。・登録年:1988年、2017年≫≫≫ 【フランス】アルザスのおすすめ観光情報、ストラスブールからワイン街道の村まで魅力あふれるスポット紹介, ■ナンシーのスタニスラス広場、カリエール広場、アリアンス広場ナンシーはフランスを代表するふたつの芸術が誕生した町。18世紀には貴族が好んだロココが、19世紀には人々の生活に密着したアールヌーヴォーがこの町から生まれました。そんなナンシーの見どころとなるのは、スタニスラス広場、カリエール広場、アリアンス広場の3つです。特にスタニスラス広場は、18世紀にロシア軍に追われたポーランド国王のスタニスラス・レスチンスキーの命によって生まれたという広場。美しさにも定評があり、2015年6月には、フランスのツーリスト雑誌の「フランスの広場18選」にも選ばれました。・登録年:1983年≫≫≫ 美の都ナンシーへ! アールヌーヴォーと伝統菓子を巡るとっておき観光プラン(フランス)■ランスのノートルダム大聖堂、サン・レミ旧大修道院およびトー宮殿ノートルダム大聖堂が着工されたのは1211年のこと。それから1世紀にわたり建設が続けられ、ゴシック建築最盛期の傑作とされています。トー宮殿はノートルダム大聖堂の修復時に彫刻や宝物を保管した施設で、現在ではそのまま美術館として見学可能。そこから少し離れたところにあるサン・レミ・バジリカ聖堂は、フランク王国の初代国王クロヴィスに洗礼を与えた司教サン・レミ(聖レミ)の遺体が置かれている聖なる場所です。・登録年:1991年■シャンパーニュのブドウ耕作地と製造所シャンパン誕生の地であるシャンパーニュにおいて、シャンパンの生産や流通機能が市街地や田園風景に根付いている独特な景観が認められて世界遺産に登録されました。この背景には、ブドウの栽培、数世代にわたって受け継がれ完成された技術、原産地証明の保護など、たゆみない努力がありました。世界遺産には、シャンパーニュ地方にあるいくつかのブドウ畑とセラーが登録されており、見学を受け付けているところもあります。中には1729年創業という歴史を誇るシャンパーニュ・メゾンもあり、2次発酵させるためにセラーに寝かされた、たくさんのシャンパンのボトルを見ることができるでしょう。・登録年:2015年≫≫≫ フランス・シャンパーニュ地方の都ランスでシャンパンを巡る世界遺産の旅!, ベルギーとの国境に面し、海峡をはさんでイギリスを望むこの地方は、商業の伝達路として古くから発展してきました。世界遺産にもそのような土地柄が反映されているものがあります。■アミアン大聖堂アミアン大聖堂(ノートルダム大聖堂)は1220年に着工し、1288年に主要部分が完成しました。身廊はフランス国内で最も高い42.3m、内部の長さは145mを誇る壮大な大聖堂です。現存するゴシック建築として最も完成度が高いとされており、内外に施された繊細な彫刻は、「石の百科全書」と呼ばれているほどの美しさ。ステンドグラスの数は少ないですが、美しい彫刻と広壮な建物は右に出るものがないほどです。・登録年:1981年■ノール・パ・ド・カレーの鉱業盆地ノールとパ・ド・カレーに広がる、約120kmにも及ぶ炭田地帯。現存している炭鉱や運河、線路、炭鉱で働いていた人々の住居、宗教施設、学校などの施設から成り立っており、施設数は109にも上ります。これらの施設ができあがったのは、18世紀から20世紀にかけてのこと。炭鉱とそれに関わる都市計画が評価された世界遺産登録のポイントで、独特な景観を見ることができます。リール近くにあるランスは、2012年にルーヴル美術館の分館がオープンして話題になりましたが、かつてはヨーロッパ有数の炭鉱町として栄えていました。ここではボタ山や炭鉱跡などを見学できます。・登録年:2012年■ベルギーとフランスの鐘楼群ベルギー、フランス両国の世界遺産として登録されています。鐘楼群があるフランドル地方は、フランスとベルギーにまたがる地。フランダース地方とワロン地方にある中世に建設された32の鐘楼が、まず1999年に世界遺産となり、2005年にフランス北西部及びベルギーの鐘楼が追加登録され、両国合わせて56の鐘楼群となりました。鐘楼の建設は、フランスにおいて自立と自由を表すもの。施設として重要な位置づけにあります。・登録年:1999年、2005年, 酪農が盛んで美しい海岸が続くノルマンディー地方。ここには、フランスの世界遺産として最も人気の高いモン・サン・ミッシェルがあります。■モン・サン・ミッシェルとその湾歴史に翻弄されてきたモン・サン・ミッシェル。14~15世紀の百年戦争では要塞となり、18世紀のフランス革命では破壊と略奪の対象に。その後は牢獄として1万4000人もの人が送り込まれました。しかし、評価すべき芸術作品として19世紀末に修復が開始され、1979年には「モン・サン・ミッシェルとその湾」が世界遺産に登録。フランスの歴史を物語る貴重な遺産として、厳かな修道院として、そして芸術作品として、ぜひ一度は見ておきたいものです。・登録年:1979年≫≫≫ 世界遺産モン・サン・ミッシェルのおすすめ観光情報, ■ル・アーヴル、オーギュスト・ペレによる再建都市ル・アーヴルは、第2次世界大戦による甚大な被害を被った町。終戦後の1945年から1964年にかけて、当時の新技術であった鉄筋コンクリートを用い、建築家オーギュスト・ペレにより再建された町は、復興都市として例を見ないほどの完成度を誇るとされました。壊滅的な被害を被ったにも関わらず、完成した町並みは統一性と完全性の高さが高く評価され、2005年に世界遺産へと登録。この再建によって、ル・アーヴルはノルマンディーの中心都市として復活しました。・登録年:2005年≫≫≫ フランス・パリから列車で2時間! 近現代建築の宝庫ノルマンディーで巡るとっておきの建物5選, 年間を通して暖かい気候で、フランスで最も名高い銘柄のワインである「ボルドー」の生産地である大西洋岸。その代表であるサンテミリオン地域のほか、美しいボルドーの町自体も世界遺産に登録されています。■月の港、ボルドーワインの生産地として有名であり、港町として栄えた。「月の港」という異名は、市街地がガロンヌ川の湾曲部に沿って三日月型に形成されたことによります。ボルドーの歴史は古く、紀元前56年から発展を始め、12世紀後半にはすでにワインの生産地として知られていました。18世紀にはワイン交易によって黄金時代を迎え、その時代に建設された建造物は必見です。1730年着工のブルス広場と宮殿、1780年に完成した大劇場など、新古典様式の建造物が多く建ち並んでいます。・登録年:2007年≫≫≫ ワインだけではないフランス・ボルドー観光の魅力■サンテミリオン地域ボルドーの北東にあるサンテミリオン地域は、ボルドーワインの中でも特に名高い銘柄「サンテミリオン」の生産地。古くから伝わるワイン醸造法を現在も変わらず続けている町です。この町の始まりは、ブルターニュ出身のエミリオン(聖エミリオン)という修行僧が、洞窟を掘って隠遁し始めたことに由来すると言われています。9世紀から12世紀にかけて、エミリオンの弟子たちによって造られたモノリス(一枚岩)の教会はぜひ見ておきましょう。・登録年:1999年■サン・サヴァン・シュル・ガルタンプの修道院教会サン・サヴァンは小さな村ですが、その中央にそびえるサン・サヴァン修道院付属の教会にあるフレスコ画は、ロマネスク絵画最大といわれるほどの規模。旧約聖書をモチーフにした36枚の天井画は、1100年に描かれたその姿をほぼ残しています。実はこのフレスコ画の価値を証明したのは、日本人美術史学者の吉川逸治氏。遠いサン・サヴァンの地ですが、日本人が関わっていると不思議と身近に感じられますね。・登録年:1983年, ピレネー山脈近くの自然豊かな南西部は、避暑やウインタースポーツを目的とする観光客から人気を集める地域。実に8ヵ所もの世界遺産があり、フランスで世界遺産を巡る旅をするのであれば、必ず訪れておきたい地域です。, ■サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路サンティアゴ・デ・コンポステーラは、キリストの十二使徒のひとりである聖ヤコブの聖遺体が安置されているスペインの聖地。多くの巡礼者を集め、中世にはこの地への巡礼路が生まれました。フランスからの巡礼路は、ピレネー山脈を越えてスペイン北部に入ることになります。その巡礼ルートは起点をパリとする「トゥールの道」、ヴェズレーからの「リモージュの道」、ル・ピュイ・アン・ヴレイからの「ル・ピュイの道」、アルルから始まる「トゥールーズの道」の4つ。最盛期には年間50万人もの巡礼徒が訪れたそうです。・登録年:1998年≫≫≫ 世界遺産サンテティエンヌ大聖堂を観賞するための徹底ガイド(フランス・ブールジュ)■アルビの司教都市アルビは10世紀から11世紀に発展し始めた町です。13世紀にはキリスト教で異端とされたカタリ派に対抗し、アルビ十字軍を形成しカタリ派を弾圧したことから司教都市となりました。1282年着工のサント・セシル大聖堂は高さ40mを誇るレンガ造りの南仏ゴシック様式の建造物で、その鐘楼は高さ78mを誇ります。教会の威容を示す必要から要塞のような姿に造られたと言われています。町の中には同じくレンガ造りの南仏ゴシック様式の建造物が多く残されており、統一感のある景観です。中世建築を見学したいという方にとっては、外せないスポットでしょう。・登録年:2010年, ■歴史的城塞都市カルカソンヌカルカソンヌはカタリ派の里であり、ヨーロッパ最大の城塞が遺されている町です。ヨーロッパの交通の要衛となっていたこの地に、砦が築かれたのは紀元前3世紀のこと。城塞は12世紀に、町を包む城壁は13世紀から14世紀に完成したといわれています。都市と城塞の拡大期であった11世紀、カタリ派はこの地に根付きました。13世紀にはカタリ派弾圧のためのアルビジョワ十字軍の攻撃により降伏、この城塞はフランス王領に取りこまれます。その後、スペインとの国境紛争が起こり重要な存在となるものの、17世紀にスペインの国境が西に退くことで城塞としての役割は終了、衰退の一途をたどります。1844年に再建運動が起こり、現在の姿に復元されました。・登録年:1997年, ■ミディ運河ミディ運河は1667年から1694年にかけて造られ、南仏の交易と商業の飛躍を支えてきた存在です。大西洋に河口をもつガロンヌ川とトゥールーズで分岐して地中海の港町セートを結ぶことで大西洋と地中海の交易を可能にしました。360kmにも及ぶ水路には、高度な土木技術によって造られた水門、橋、隧道が328もあります。この巨大な運河を造ったのは、塩税徴収請負人のピエール=ポール・リケ。今では交易路としての役割を終えましたが、運河クルーズや散歩道として人々に愛されています。・登録年:1996年■ヴェゼール渓谷の先史時代史跡群と洞窟壁画群ヴェゼール渓谷には、先史時代のクロマニョン人による洞窟壁画が残されており、高い歴史的価値を誇ります。最初に発見されたのは1940年のことで、犬を探していた4人の少年がラスコーの1万7000年前の壁画を発見しました。現在この壁画は保護のために閉鎖されており見学できませんが、複製洞窟を見学することは可能です。ルフィニャック洞窟では、複製ではない1万3000年前に描かれたマンモスの壁画を見られます。当時に描かれた本物が見たいという方は、こちらで悠久の時に思いを馳せてください。・登録年:1979年, ■ピレネー山脈-ペルデュ山フランスとスペインの両国で世界遺産に登録されています。フランスとスペインの国境に位置するピレネー山脈の中央にそびえる標高3352mのペルデュ山周辺は景観の美しさが際立つエリア。このフランス側にはガヴァルニー圏谷をはじめとする3つの圏谷があります。氷河の侵食によって形成されたその景観はピレネーを代表するものです。一帯にある居住地では、農村や牧場、牧草地などののどかな景色が広がっており、かつてのヨーロッパの農牧民の生活を垣間見せてくれます。・登録年:1997年、1999年■コースとセヴェンヌ、地中海の農耕・牧畜の文化的景観中央山塊南部の30万2319ヘクタールという広大なエリアが世界遺産に登録されました。深い渓谷がいたる所にある壮大な景観や11世紀に形作られた修道院の影響を受けた石造りの農家が見ものです。フランス国内では伝統的な移動放牧が続いている地域はすでになく、この世界遺産に含まれているモン・ロゼーレが最後とされています。美しく壮大な自然だけでなく、伝統的なフランスの牧畜も見られる唯一の場です。・登録年:2011年, ■ポン・デュ・ガール古代ローマ時代に建設された、南仏のガルドン川にかかる水道橋。ローマの都市であったニームに水を運ぶために建設されました。約2000年前の紀元前19年頃に建設されたにもかかわらず、高さ50m、全長275mという大きさを誇ることに驚愕します。古代ローマの町づくりにおいて、水が供給されるということはとても大切なことでした。この世界遺産は、ローマ帝国の歴史を目の当たりにできる貴重なものです。・登録年:1985年, フランスの中でも温暖で南国のようなプロヴァンスには、古代ローマ時代の繁栄の名残を感じさせる世界遺産があります。■アルル、ローマ遺跡とロマネスク教会アルルは紀元前6世紀頃からギリシア人により植民された後、紀元前1世紀頃、カエサルが統治するローマ帝国の植民地となりました。今では小さな町ですが、その当時の繁栄の痕跡を色濃く残しています。要衝として建設されたアルルの町は、ローマ植民地における中心都市として機能。紀元75年頃に完成したアルルで最も大きなモニュメントである円形闘技場、古代劇場、古代フォーロム地下回廊と、「ガリアの小ローマ」と呼ばれた町らしく、ローマ時代の遺跡を存分に楽しめます。・登録年:1981年, ■アヴィニョン歴史地区アヴィニョン歴史地区は、1309年から約70年にわたり、カトリックのローマ教皇が住んでいたエリア。教皇庁とフランス国王の関係が険悪になっていた当時、教皇として選出されたクレメンス5世が、フランス王に屈して教皇庁をアヴィニョンに移動させました。この時期は「教皇のバビロン捕囚」とも呼ばれています。捕囚と呼ばれながらも、教皇庁が設置されたことによってアヴィニョンは繁栄しました。現在のアヴィニョンの文化と芸術に満ちた雰囲気は、この歴史的背景があってこそです。・登録年:1995年■オランジュのローマ劇場と凱旋門オランジュは紀元前1世紀頃、ローマ帝国のカエサルによって建設された植民都市。ローマ帝国時代には重要な町として栄え、世界中で最も保存状態の良いローマ遺跡のひとつが見られます。凱旋門はカエサルのプロヴァンス勝利記念として紀元前20年に建設されたという、歴史的価値の高い建築物です。特に保存状態が優れていて、ほぼ当時のままの形を遺しているのが古代劇場。約2000年の施設にも関わらず音響効果に優れており、なんと現在でも国際的な音楽祭が毎年使われています。・登録年:1981年, ■ル・コルビュジエの建築作品 近代建築運動への顕著な貢献2016年に世界遺産に登録されたル・コルビュジエの建築作品群は、7ヵ国にある合計17の建築物で構成されています。10作品がフランスにあり、その中でも1945年から1952年にかけて、集合住宅として建築されたユニテ・ダビタシオンは一見の価値あり。17階建ての巨大なユニテ・ダビタシオンは、住宅だけでなく、ホテルや商店街、郵便局、幼稚園も備えた「ひとつの町」のような建築物。20世紀における新しい集合住宅像を創り上げたことで重要な存在です。・登録年:2016年, コルシカ島は地中海で3番目の大きさを誇り、「イル・ド・ボーテ(美の島)」という別名を持つ島。フランスよりイタリアに近く、世界遺産であるポルト湾にはニースからも行くことができます。■ポルト湾:ピアナのカランケ、ジロラッタ湾、スカンドラ保護区ポルト湾一帯は、フランスで最初に自然部門の世界遺産として登録を受けたところ。花崗岩の断崖は赤い独特の色を発し、海水は驚くほど高い透明度を誇る青。その相対する色彩が作り出す景観は、まるで絵画のような美しさです。ポルト湾の近くへは、ニースかトゥーロンから船で行くことが可能。このエリアは厳しい管理のもとで保護されているため車では行けませんが、観光船が運航されているのでそちらを利用しましょう。・登録年:1983年, スイス、イタリアと国境を接し、水が豊かなローヌ・アルプは古くから繁栄してきました。史的価値が高い世界遺産が残されており、フランスを旅するなら一見の価値ありです。, ■リヨン歴史地区リヨンが繁栄を始めたのは、紀元前1世紀のこと。古代ローマ帝国のガリア植民地の首府として建設されたリヨンは、15世紀には定期市の開催、銀行の設置によって経済的な繁栄を見せ、フランス・ルネッサンスの中心地となります。2000年以上にわたる歴史の中で、常に中心的な存在だったリヨン。旧市街のルネッサンス建築の美しさは見ものですが、芸術や食などすべてに歴史の深さと繁栄ぶりを感じることでしょう。・登録年:1998年≫≫≫ 活気あふれる美食の都、フランス・リヨンの観光情報まとめ, ■アルプス周辺の先史時代の湖上住居遺跡群フランスをはじめ、オーストリア、ドイツ、イタリア、スロベニア、スイスと合計6ヵ国に広がる世界遺産です。湖上住居遺跡群とは、紀元前5000年から500年頃にかけて建設された高床式住居の跡。観光地のアヌシー湖やブルジュ湖などにも湖上集落はありました。遺産は各国の合計で111にのぼりますが、いずれも保存状態がとてもよいことが特徴的。現在では湖底に杭が残っているだけで、水中に潜らない限り遺跡を見ることはできませんが、アヌシー湖などを訪れて新石器時代、青銅器時代の文明を感じるのもよいかもしれません。・登録年:2011年■ショーヴェ・ポン・ダルク洞窟とも呼ばれるアルデシュ県ポン・ダルクの装飾洞窟フランス南東部のアルデシュ県には洞窟や鍾乳洞が多いですが、その中でも歴史的な価値が高いのがショーヴェ洞窟。内部には世界最古とされる3万年以上前の壁画が遺されており、その数はなんと1000点にものぼります。洞窟は2万年前の落石によって入り口がふさがれていたため、保存状態が驚くほど良好。動物画としての精度の高さ、歴史的価値の高さ、芸術的な絵画表現のすべてが揃っている奇跡的な壁画です。・登録年:2014年, オーヴェルニュ地方の大部分を占める中央山塊は、ピュイ・ド・ドーム山を中心とした火山群。最高峰のピュイ・ド・ドーム山頂からはオーヴェルニュの起伏に富んだ360°の大パノラマを満喫できます。■ピュイ山脈とリマーニュ断層の地殻変動地域世界遺産として認められたのは、連なる火山帯と並行して走る断層が地殻変動のプロセスを伝えているという理由から。その火山帯の中心にある標高1465mのピュイ・ド・ドームには、古代ローマ帝国の人々が使っていたハイキングコースもあり、フランスとローマの歴史を感じられる地でもあります。・登録年:2018年, フランスの世界遺産を地域ごとにご紹介してきました。フランスは長い歴史を持つ国で、ルネッサンス、ゴシックとさまざまな時代の建築物や文化を楽しめるだけでなく、イタリアやドイツなどとのかかわりを残す世界遺産も多く存在します。フランスはとても華やかな国なので、グルメ体験やショッピング、新しい観光ポイント巡りも楽しいでしょう。しかし、フランスの悠久の歴史と文化、壮大な自然を肌で感じられる世界遺産巡りも、ぜひ観光プランのひとつとして加えてみてはいかがでしょうか。PHOTO:iStock≫≫≫ フランス旅行に役立つ記事一覧, 地球の歩き方編集室定価:本体1,700円+税発行年月: 2019年11月判型/造本:A5変並製頁数:560ISBN:978-4-478-82405-4, お問い合わせ先一覧 | リンクについて | 運営会社と個人情報取扱について | 採用情報 | このサイトについて | スマートフォン用ページ. 世界でもトップクラスの世界遺産登録数を誇る、フランス。2018年8月現在、フランス(海外県を含む)には全部で42の世界遺産があります。そのうちコルシカ島、ニューカレドニア、レユニオン島にある自然遺産以外は全て文化遺産。遺跡やキリスト教関連の建築物が多いのが特徴です。 世界遺産を探す; モンサンミッシェルやヴェルサイユ宮殿、カルカッソンヌなどフランスの世界遺産をご紹介。 またフランスを訪ねるツアーや航空券もご案内しています。世界遺産への旅行なら阪急交通社におまかせ! Copyright © GLOBE-TROTTER MEDIA PARTNERS Inc. © Diamond-BigCo., Ltd. All rights reserved. フランスの世界遺産は、文化遺産が39件、自然遺産が5件、複合遺産は1件で、合計45件あります。, フランスには、イタリア、中国、スペイン、ドイツに次いで5番目に多くの世界遺産があり、エッフェル塔などの観光名所をを含む「パリのセーヌ河岸」が有名です。. vol.31】旅先でも丁寧なヘアケアを。SABONの「ヘアミスト」は秋冬の旅にピッタリ!. この地球上には今現在、936個もの世界遺産が存在します。(2011年) 年々増え続けているのであと五年だったらいくつになっているか分かりませんが、もしかするとあと五年十年の間に、世界遺産は1000に近い 華やかなフランス・パリには、人々を魅了する観光スポットがありすぎる!旅行計画の参考になるように、この記事ではパリで人気の世界遺産ランキングやパリ郊外の世界遺産、そして世界遺産の近くにあるホテルを併せてご紹介します。, パリの中心、セーヌ川の河岸付近で橋を臨む絶景や、「カルーゼル凱旋門」、ゴシック建築を代表する教会「ノートルダム大聖堂」など、心を揺さぶられる世界遺産や観光スポットの情報をお見逃しなく!, パリの魅力は、その美しい街並み。いたるところで世界遺産に登録された観光スポットがありますが、特にパリ中心を流れるセーヌ川の河岸付近一帯は世界遺産の宝庫!, まずはセーヌ川周辺でパリで人気の観光スポットになっている世界遺産をランキングでご紹介します!, パリ万博が開催された1889年に当時世界で一番高い建物として建てられ、その後も規制によって高層ビルが乱立することもなく、現在まで景観が保存されているパリの街。当時とさほど変わらないパリの景色を展望台から見ることができます。夜に美しくライトアップされた姿も必見!, エッフェル塔の足元に広がる、広大なシャンドマルス公園もパリでおすすめの世界遺産。天気のいい日はエッフェル塔を見ながらピクニックを楽しむ人で賑わいます。, 見どころは、旧陸軍士学校前にある平和の壁。49ヶ国語で「平和」を表す言葉が書かれています。日本語の「平和」の文字も探してみては?, フランスの流行歌「オー・シャンゼリゼ」でもおなじみのシャンゼリゼ通りは、パリで一番美しい通りと称される有名な観光スポット。「パリのセーヌ河岸」の一部として世界遺産に登録されています。, シャンゼリゼクレマンソー駅から凱旋門まで約2キロに渡って緩やかな坂道が続く大通りは、ルイ・ヴィトン本店など高級ブランド店が立ち並び、ショッピングを楽しむ旅行者が集まる観光スポット。オシャレなカフェもたくさん!ただし、観光客向けの価格設定の店が多いので物価が高く感じるかもしれません。, 12月のクリスマスシーズンになるとシャンゼリゼ通りは美しいイルミネーションが施され、クリスマスマーケットも出現。街散策もさらに楽しくなりますよ!, パリで最も有名な凱旋門は「エトワール凱旋門」と呼ばれ、シャンゼリゼ大通りの北西に位置していますが、世界遺産であるカルーゼル凱旋門は、比較するとちょっとミニサイズ。1806年にフランス軍がロシア・オーストリア軍を破った「アウステルリッツの戦い」で将軍ナポレオンを祝して建設されました。, カルーゼル凱旋門は、ルーヴル美術館のお隣チュイルリー公園内で観光客を迎えています。パリセーヌ河岸の一帯として世界遺産に登録されました。チュイルリー公園には軽食が楽しめるカフェもあるので、公園散策をしながらランチを楽しむのもおすすめの観光スポットです。, 大行列ができるパリのシテ島にあるカトリック教会、フランス語で「聖母マリア」を意味するノートルダム大聖堂。パリから約130km離れた観光スポット、ランスにあるノートルダム大聖堂と同じく、1991年に世界遺産に登録され、現在はフランスを代表する観光スポットになりました。, ヨーロッパの森をイメージして作られた内部は静謐な雰囲気で、ずらりと並んだステンドグラスが美しく印象的。パリの歴史を850年見守り続けた歴史の古い大聖堂は、フランスを旅するなら見逃せない観光スポットです。, 塔に登るには予約が必要になります。アプリで予約をするならば「JeFille(ジュフィル)」をダウンロードしましょう。アプリを起動し、「tours de Notre-Dame de Paris」という項目をタップ。その後「ウェイティングリストに加わる」をタップしてから「何人ですか?」の画面で人数を入力すると予約が完了します。, または大聖堂の塔入口近くにある予約発券機で予約を取ることも可能。塔を観光する当日の朝7時半から操作が可能となり、フランス語表示のみですが「人数」と「予約時間」を選択するだけで予約が完了します。, かつてフランス王の王宮として使用されていたルーヴル宮殿は、同じくパリのセーヌ河岸エリアに含まれる世界遺産。その後、総面積約40ヘクタールのルーヴル宮殿内にルーヴル美術館が創設されました。世界最大級の広さで、380,000点以上の美術品が収蔵されています。, 中庭のナポレオン広場にあるガラスのピラミッドは、パリのランドマーク的存在である観光スポット。ルーヴル美術館は世界で一番入場者数が多い美術館として日々多くの人々で旅行者で賑わっています。美術品に興味がある方もない方も、スケールに圧倒されること間違いなし!の世界遺産ですよ。, コンコルド広場は、フランス革命時代にマリー・アントワネットやルイ16世がギロチンで処刑されたというフランスの歴史的な名所であるパリの世界遺産です。, フランス市民が自由を勝ち取るために戦った場所であるため、悲劇的な場所とされてはいません。現在は大観覧車や美しい噴水が旅行者を楽しませています。, コンコルド広間のシンボルでもあるオベリスクは1831年にエジプトの王モハメド・アリがフランスに贈ったもの。近くで見ると象形文字が並んでいるのが確認できます。オランジュリー美術館やジュ・ド・ポーム美術館、ヴァンドーム広場など周辺散策も目白押しです。, パリで最も古い庭園である、チュイルリー庭園も同じくセーヌ河岸の世界遺産として登録されています。17世紀にヴェルサイユ宮殿の庭園を設計した造園師、ル・ノートルによって造られました。, 公園中央の噴水広場では、ベンチでゆっくり寛ぐのが最高。公園内には日本でもおなじみ移動式パン屋のポール(Paul)が営業中。昼間は賑わう観光スポットですが、夜は閉鎖するのでご注意を。, 上記で紹介した世界遺産以外でも、パリには見応え満点の観光スポットが目白押し!ここからは、パリ旅行の町歩きでぶらっと立ち寄りたい荘厳な世界遺産の数々をご紹介します。, パリ市庁舎は、大きなレセプション会場としても利用されている世界遺産。写真家であるロベール・ドアノーが1950年代に撮影した伝説的な写真「パリ市庁舎前のキス」で有名な場所としても知られています。, 世界遺産であるパリ市庁舎のオフィシャルショップでは、Tシャツやマグカップなど、様々なお土産品が販売中。パリ市庁舎の内部見学はグループのみとなりますが、毎年9月第三週末に開催されるイベント「ヨーロッパ文化遺産の日」は無料で一般公開しているので見学に行ってみましょう!, かつてはパリの貴族が居住していた歴史地区である、マレ地区も世界遺産に登録されています。セーヌ川の北側「右岸」である3〜4区に位置し、現在はオシャレなセレクトショップや雑貨店などが集まる再試なドレス。観光客も地元パリジャンも集まる、お買い物好きにはたまらないショッピングスポットです。, ただし、マレ地区では旅行客が買い物を狙ったスリが潜んでいることもあるので、よく注意しましょう!, 印象派のモネやドガ、ルノワール、マネなど著名な芸術家達の名作絵画をはじめ、19世紀の美術作品を所蔵するオルセー美術館。世界遺産であるパリのセーヌ川岸に含まれるフランスの人気観光スポットです。以前は鉄道駅舎兼ホテルの「オルセー駅」として利用されていました。, 人気のオルセー美術館は、優先入場できるチケットをオンラインで予約する事が可能。ですが、美術館巡りをお考えの方は美術館や観光スポットに何度でも入場できるパリミュージアムパスの利用をおすすめします!, セーヌ川沿岸の世界遺産として登録されているグランパレはフランスを代表する展覧会場でありパリ万博の際に造られた美術館です。, 世界が注目するファッションの発表会パリコレではシャネルやエルメスがショーを開催。また3ツ星シェフのエリック・フレションがプロデュースをしたレストランにも注目です!, 向かいのプティパレは、パリ市立美術館として美術展の会場として主に使われています。グランパレと同じくパリ万博の際に造られた世界遺産です。, セーヌ川をまたいでシテ島を結ぶ橋である「ポン・ヌフ」も、同じくセーヌ河岸の世界遺産。フランス語では直訳すると「新橋」!日本の新橋とはだいぶイメージが異なりますね。, ポン・ヌフはパリ最古の橋として、1604年にフランス王アンリ3世によって造られました。1991年に製作されたフランス映画「ポンヌフの恋人」の舞台にもなっています。セーヌ川を遊覧するクルーズでも見ることができる人気観光スポットです。, ナポレオンが眠る棺が安置されているアンヴァリッドは、同じくパリのセーヌ河岸一帯として登録された世界遺産。現在は一般開放されている観光スポットですが、元々はルイ14世が1671年に治療が必要な兵を看護する施設として設立した旧軍病院でした。, フランス革命時代には、アンヴァリッドの武器庫から銃を奪うためにパリの民衆が襲撃したという話があります。, 内部は一部、軍事博物館となっていて、13世紀~15世紀ごろに使われていた武器や軍服などが展示されています。中庭の馬関戦争時代に使用されていた迫力ある大砲も必見です。, 1764年に建設されたマドレーヌ寺院はギリシャ宮殿のような美しい教会で、セーヌ河岸の世界遺産です。フランス語でマドレーヌは「マグダラのマリア」(新約聖書中の福音書に出てくるイエスに従った女性)を指します。, マドレーヌ寺院で販売しているコインのような形をしたメダイはお土産に大人気。パリで有名な観光スポットにくらべると混雑していないので、ゆっくりと見学することができる世界遺産です。しかも入場料は無料。, セーヌ川を挟んでエッフェル塔の反対側に位置するパリのシャイヨー宮は、1937年のパリ万博に合わせて建造された大展示場。セーヌ河岸にある世界遺産です。エッフェル塔を撮影するには絶好のスポット。, 中央はバレエやフラメンコ、歌舞伎など様々なジャンルの公演を開催するシャイヨー劇場、南側に人物博物館と海洋博物館、東側に建築・文化財博物館(フランス文化財博物館)がそびえています。, ケ・ブランリー美術館の入場券(1年未満)を持参すれば8€ に割引されるので、ちょっとお得に見学ができちゃうのも魅力的です。, セーヌ川に架かるアレクサンドル三世橋は、フランスとロシアの友好の証として建設された橋。こちらもパリのセーヌ河岸エリアの世界遺産に含まれています。橋にはニンフの像や天使、ペガサスなどがあしらわれていて、パリで一番美しい橋だと称される観光スポット。, また、エッフェル塔の撮影ポイントとしても有名。アレクサンドル三世橋から見るセーヌ川とエッフェル塔の美しさに酔いしれましょう。, セーヌ川の中州であるサンルイ島は、「パリ発祥の地」と言われるシテ島の東側にある世界遺産。18世紀ごろからフランスの著名人や貴族などの上流階級が住む高級住宅地です。, 観光客には、Berthillon(ベルティヨン)という老舗のアイスクリーム屋さんが大人気。他にも可愛らしい雑貨店やスイーツ店など、楽しいお店や観光スポットが目白押しです!, 「聖なる礼拝堂」という意味を持つ美しいゴシック建築の教会、サントシャペルは、ルイ9世が1239年頃からコレクションとして集め続けた聖遺物を納めるために建設された歴史のある教会。, 迫力のあるステンドグラスや豪華な装飾もが見どころで、「聖なる宝石箱」と称される世界遺産です。, クラシックコンサートが開催されていますが、混雑するので事前にチケットを予約をしておくと安心です。11月~3月の第1日曜日は通常大人10ユーロする入場料が無料。, パリ発祥の地であるシテ島の約3分の1を占めるフランス法曹界の最高峰であるパレドジュスティス。日本で言うところの最高裁判所にあたり、弁護士会や検察局、重罪院、控訴院、大審裁判所など複数の主要司法機関が収容された巨大な世界遺産です。, フランス革命時代に革命裁判所があったのも、このパレドジュスティス。入場料は無料で多くの人が訪れる観光スポットとなっています。, パリ7区のブルボン宮殿は、1722年~1728年まで約6年の月日をかけて、建築家ジャック・V・ガブリエルによって建てられました。コンコルド橋を渡って正面に位置しています。, 宮殿の見どころは19世紀ロマン主義を代表するフランスの画家、ウジェーヌ・ドラクロアの彫刻や絵画、そして豪華な部屋の数々。壮大な広さの図書館も見応えあり!そちらもドラクロアによって天井画が描かれています。, 現在はフランス下院が国会議事堂として使用していますが、観光客が長蛇の列を作るほど大人気。フランスの歴史を感じる世界遺産です。, シテ島に位置するコンシェルジュリーはフランスの主要司法機関の一部であり、1793年にマリーアントワネットが投獄されていたことで知られる世界遺産です。, ここではフランス革命期恐怖政治時代の1793年~1795年までの間に、2780名もの人々に死刑が求刑され、「ギロチン控えの間」「死の牢獄」とも呼ばれていました。ギロチンで有名なロベスピエールが最後の時間を過ごしたのもコンシェルジュリーです。, 恐ろしいイメージがありますが、現在は世界遺産でもあり有名な観光スポット。コンシェルジュリーには、パリ最古の美しい壁時計が目を惹きます。ミュージアムパスで入場できる対象施設に指定されています。, パリ近郊、郊外にも必見の世界遺産がまだまだあるのでご紹介。パリを離れて少し足を伸ばすのもオススメですよ!, フランスに輝かしい貴族文化の集大成と言われる世界遺産と言えば、ヴェルサイユ宮殿。ヴェルサイユ宮殿は、パリ市内ではなくパリから1時間、およそ22キロ南西に位置する観光スポットです。, 1682年にフランスの王だったルイ14世が建てた歴史の古い宮殿は、外観もさることながら宮殿中も超豪華。バロック様式の代表作といえる世界遺産です。, 観光客の間で一番人気が高いのが、鏡の間。幅10m、長さ約75mの広い部屋に578枚もの鏡が埋め込まれていて、当時は技術力の高さの誇示でもありました。, また、17世紀~18世紀ごろは今のような水洗トイレはもちろんなく、宮殿に住む貴族もおまるのような専用トイレで用を足していたそう。もちろん現在のヴェルサイユ宮殿には観光客が使える水洗トイレがあるのでご安心ください。, そして、もう一つ見逃せないのがヴェルサイユ宮殿の庭園。天才庭師と言われるアンドレ・ル・ノートルが作った庭園は、幾何学模様に整えられた植物と噴水が調和していて、優雅な気持ちでお散歩を楽しめる場所です。, パリから65㎞の場所にある世界遺産フォンテーヌブロー宮殿は、12世紀から19世紀にかけてのフランス王が過ごした場所。貴族達が祝宴を行った「舞踏会の間」や、王が代々寝室として使っていた「玉座の間」、かつての王妃たちの寝室「王妃の寝室」などが見どころです。天気がいい日は中庭の大きな池がきらめいて清々しい気分に。, フォンテーヌブロー宮殿にはレストランやカフェはありませんが、2~3分歩くと観光スポットでもある商店街が。フランス料理店や土産店が並びます。, パリ旅行では、世界遺産の近くに宿泊すれば時間と共に姿を変える歴史的な建築を楽しむことができます。ここからは、おすすめのホテル情報をご紹介しましょう!, パリで最も有名な世界遺産であるエッフェル塔から0.7Km、歩いて7分の位置にあるのがエッフェル トロカデロホテル。エッフェル塔だけでなくトロカデロ庭園も見渡すことができる立地で、地下鉄トロカデロ駅までわずか180mです。, 室内はミニバー、薄型テレビ、エアコン、ホットドリンクメーカーがそろっていて快適。18世紀の建物を利用していて、客室はアンティーク家具が備わっているので居心地良いホテルです。, エトワール凱旋門から徒歩2分の場所にあるホテルナポレオンは一部屋一部屋のデザインや内装が上品なホテル。部屋にはエアコン、液晶テレビ、ソフトドリンク入りのミニバー付。大理石柄のお風呂にはバスタブがついているので旅の疲れをゆっくり癒すことができます。, また、凱旋門と同じく人気の観光スポット、シャンゼリゼ通りにも近いので、ゆっくりお買い物を楽むことができる好立地。シャルル・ド・ゴール・エトワール駅へは徒歩2分の距離なので各観光スポットへの移動も便利です。, マレ地区にあるオテルデュボンスミスは、オテル・ドゥ・ヴィル駅から徒歩3分の便利なホテル。ホテルを一歩出ればすぐに世界遺産のマレ地区を散策する事ができます。, ホテル内はすべての場所で無料Wi-Fi回線を提供。フロントは24時間対応しているので観光スポット巡りで夜遅くなっても安心!客室ではコーヒーメーカーや電気ポット利用できますが、世界遺産のマレ地区にはパリらしいオシャレなカフェもたくさんあるので、ゆっくりとティータイムが過ごせるでしょう。, パリではセーヌ川をクルーズしながらの世界遺産観光が日本人観光客にも人気!短時間でいくつもの世界遺産を見る事ができる上、地上とはまた違った表情を楽しむことができます。, ルーブル美術館、オルセー美術館、ノートルダム大聖堂、エッフェル塔、コンコルド広場、グランパレなど、外観だけですが、クルーズでセーヌ河岸の世界遺産の多くを制覇できてしまいそうです。, 1949年に創立された、世界遺産を巡るセーヌ川クルーズでは最も有名な歴史のあるクルーズ会社。バトームッシュは他と比較して、ランチやディナーで振る舞われるフランス料理がとても美味しいと評判です。, 世界遺産を横目に美味しいフランス料理なんて、なんと贅沢な時間の過ごし方!日本語対応の公式サイトもあるので、予約が簡単です。2階席は見晴らしが良く、料金も比較的リーズナブルなので気軽にセーヌ川クルーズが楽しめます。, 日本語音声ガイド付きのバトーパリジャン。昼は明るい光が差し込む中で中でランチをいただきながら、夜は生演奏と美味しいディナーを堪能しながら世界遺産を見学できます。2階席から世界遺産を眺めることもできますが、他のクルーズ船と比較すると座席が少ないので、席はなるべく早い段階で確保しましょう。, 周遊コースは予約なしでも乗船可能ですが、ランチコースとディナーコースは事前予約が必要。大晦日や7月14日の革命記念日の時などはイベントクルーズも開催しています。, 最もリーズナブルな価格でセーヌ川を周遊できるのがヴデット・デュ・ポン・ヌフ。事前にネットで予約をすることでさらに乗船料金が安くなるのでとってもお得に世界遺産巡りができます。(通常料金14€が10€に、時間指定の場合12€), 日本語パンフレットもあるので、パリの世界遺産についてもっと知りたいという方にはおすすめ。昼からは混雑するので、午前中が狙い目です。ライトアップされた世界遺産を楽しむ夜のクルーズも人気があるので、ぜひ参加してみてください。ランチやディナー付きのコースはありません。, パリの世界遺産は、それぞれスケールが大きいので短い観光日数では見切れないほど。見応えのある施設ばかりなので、目的を絞って計画を立てるのがオススメです。, 混雑する観光スポットを敬遠したければ、セーヌ川沿いをぶらぶら散策して遠くから世界遺産を眺めるだけでも、十分満足感のあるものになるはず。歴史的な世界遺産を中心にパリ散策をお楽しみください!, 『西洋の驚異』と称されているモンサンミッシェルは、“一生に一度は行っておきたい世界遺産ランキング”で必ず上位に挙がるほどのフランスの人気観光スポット。一人旅としても人気のスポットとなっています。日本語しか話せず英語やフラン…, ピンク色の「眠れる森の美女の城」がシンボルとなっているフランス・パリのディズニーパークには、2つのパークがあります。本記事では、人気のアトラクションやお土産、グッズ、おすすめのホテルやパリディズニーへの行き方、混雑情報ま…, エッフェル塔やフランス国旗だけでも、おしゃれと感じてしまうフランス。チョコレートなどのお菓子や、チーズ・バターなどの食べ物をはじめとして、フランスコスメはシャネルなどの一流ブランドからオーガニックコスメなど世界中で大人気…, バンコクのワット・パクナムは、今話題のフォトジェニックな寺院です!SNS映え抜群な極彩色空間とあって、人気急上昇中の観光スポットとなっています。仏教の宇宙観を表現したという空間は、まるでプラネタリウムのよう。そんなワット・…, エラワンの滝は、タイのカンチャナブリーにあるエラワン国立公園内の滝です。タイで最も美しい滝として有名で、バンコクから日帰りでも行き来できる観光スポットです!トレッキングをするもよし、川で天然のドクターフィッシュと触れ合う…, タイ・バンコクにあるスクンビット(Sukhumvit)は、日本や欧米、中近東からの外国人居住者が密集するエリアです。日本人在住者の多くがスクンビットエリアに暮らしているため、日本人街(ジャパニーズタウン)と言われることも。そんな…, 旅好きライター。 フランスが有する世界遺産の数は世界第4位です。先史時代からのローマ時代、中世を経た長い歴史を反映して文化遺産が多く、どこも大変見応えがあります。今回は44あるフランスの世界遺産の中から20のスポットを選んでランキング形式でご紹介します。, フランスの世界遺産は全部で44件あり、これはイタリア、中国、スペインに次いで世界で4番目の多さです。内訳は、文化遺産39件、自然遺産4件、複合遺産1件となっています。どこも大変魅力的ですが、今回は、先史時代からの古い歴史をもつフランスの人気世界遺産20件を、ランキング形式でご紹介します。旅行の参考にしてください。, フランスの人気世界遺産で最初にご紹介するのは「ニューカレドニアのラグーン」です。フランスの世界遺産なのにニューカレドニア?と訝しく思うかもしれませんが、南太平洋に位置するニューカレドニアはフランスの海外領土なので、フランスの世界遺産として登録されているのです。, ニューカレドニアでは1600キロメートルにも渡ってサンゴ礁が連なっていて、サンゴの種類は500以上に上るといいます。その規模は有名なオーストラリアのグレートバリアリーフに次ぐもので、5000種以上の海洋生物の棲みかにもなっています。, 世界遺産としての正式名称は「ニューカレドニアのラグーン:リーフの多様性とその生態系」、ダイビングなど海が好きな人におすすめのスポットです。, 標高3352メートルの「モン・ペルデュ」自体はスペインに属する山ですが、世界遺産に登録されているのはフランスとスペインの国境にあるピレネー山脈にあるオルデサ・イ・モンテ・ペルディド国立公園(スペイン)やガヴァルニー圏谷(フランス)などです。氷河によって浸食された迫力ある景観が望めることで有名なスポットです。, 「モン・ペルデュ」の周辺では自然が造り出した景観だけでなく、伝統的な農牧民の姿を見ることもできます。畑や牧草地、村落などの様子は牧歌的でノスタルジックでもあります。イヌワシやヒグマなど、この地域に生息している動物も種類も多く、その数1200種以上と言われています。自然を満喫したい人におすすめの世界遺産です。, 2016年に世界遺産に登録された「ル・コルビュジエの建築作品」はフランスの世界遺産として登録されていますが、大陸をまたいだ17点の建築群が構成要素になっている珍しいものです。ル・コルビュジエというのはフランスの建築家の名前で、近代建築三大巨匠の一人といわれている人物です。, ル・コルビュジエが建築した建物は数多くありますが、世界遺産に選ばれた17点は、「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献―」という正式名称が表すように、近代建築に大きな貢献をした建築方法が採られているものが選ばれています。, 17点の中には東京上野にある「国立西洋美術館本館」も含まれているので、日本でもこの世界遺産の一端が見られるので、機会があれば見学をおすすめします。, フランスの世界遺産「ヴェズレーの教会と丘」は、フランスで最も美しい村と言われるヴェズレーを中心としたものです。中でも有名なスポットは878年に建てられた「サント・マドレーヌ大聖堂」で、キリスト教の聖女「マグダラのマリア」に捧げられた教会です。, 「サント・マドレーヌ大聖堂」は、有名な「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の1つの始点の1つという重要な地でもあります。, フランスの世界遺産「ヴェズレーの教会と丘」最大の見どころである「サント・マドレーヌ大聖堂」はロマネスク様式の彫刻が大変見事です。訪問の機会があったら、柱頭や出入り口の上の彫刻に注目してください。怪物と人間の戦い、ギリシャ神話、動物など様々な彫刻群は、ガイドツアーに参加するとより理解が深まるでしょう。, ヴェズレーは、丘から美しい村全体の風景を見渡したリ、巡礼者や観光客のための店を覗いてみたり、色々な楽しみ方ができるおすすめの世界遺産です。, 岩に素朴で力強い線で動物が描かれたラスコー洞窟の壁画は、世界史の学習でご記憶の方も多いことでしょう。この有名なラスコー洞窟やクロマニョン人の骨が発見されたスポットなどを含むのが、ヴェゼール渓谷で、世界遺産としての正式名称は「ヴェゼール渓谷の先史的景観と装飾洞窟群」といいます。, フランス南西部に40キロメートルにわたって点在する世界遺産「ヴェゼール渓谷の先史的景観と装飾洞窟群」には、ラスコー洞窟だけでなく8つの壁画装飾のある遺跡群、壁画のない遺跡群も7つ登録されています。, 残念ながらラスコー洞窟の壁画はレプリカしか見られませんが、ルフィニャック洞窟はトロッコに乗るガイドツアーでマンモスなどが描かれた本物の古代壁画を見ることができるおすすめのスポットです。, パリの南東に位置するフォンテーヌブローは、王族の狩猟場だった広大な森です。その森にある「フォンテーヌブローの宮殿と庭園」が世界遺産に登録されています。フォンテーヌブロー宮殿は質素な館でしたが、16世紀にフランソワ1世がフランスの最大の宮殿「フォンテーヌブロー宮殿」へと改築していきました。, 使用されずに荒廃した時期もありましたが、この宮殿を愛したナポレオンにより修復されました。歴代の王が増改築を繰り返し、自分の好みを反映させたため、色々な様式の装飾や建築が見られます。建築に興味がある人にはおすすめのスポットです。, もう一方の世界遺産である庭園はルネサンス庭園とイギリス庭園の2つがあります。フランス庭園の特徴である幾何学模様に整える様式は、16世紀に造られたここのルネサンス庭園から始まったと言われています。イギリス庭園はナポレオンにより整備され、エルベ島に流される前にはこの庭で兵たちに別れを告げました。, フォンテーヌブローは宮殿も庭園も広大で見どころが多く、たっぷりと時間をかけて観光することをおすすめしたい世界遺産です。, フランス南部のプロヴァンス地方の都市アルルの世界遺産は「アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群」という名称で、ローマ時代と中世という2つの時代の遺跡が見られるスポットになっています。, 「ガリアのローマ」とも呼ばれたアルルは当時大変繁栄した町で、26000人もの観客が入れるローマ劇場や、コロッセオのような円形劇場など多くの大規模建造物が建築されました。公衆浴場や城壁なども残っており、石造りのローマ遺跡は見る者を圧倒する力強さと壮大さです。, 一方、世界遺産「アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群」のうちロマネスク様式を代表するのが「サン・トロフィム教会」です。プロヴァンス地方で最も美しいロマネスクの教会の1つといわれるこの教会は、静かで厳かな雰囲気が漂うスポットです。, この教会おすすめの見どころは豪華な彫刻で飾られた柱、ステンドグラスなどです。教会に付属する美しい石造りの回廊は、紀元前40年ごろのローマ遺跡を利用しているものです。, フランスの世界遺産「シャルトル大聖堂」はパリの南西80キロほどのところにある、美しいゴシック建築で有名なスポットです。元々はロマネスク様式の聖堂でしたが、度重なる火災などで焼失し12世紀末にゴシック建築で再建されたものが今の聖堂です。1979年、ヴェルサイユ宮殿などと共に、フランスで初めての世界遺産として登録されました。, 「シャルトル大聖堂」は、上から見ると十字架の形をしています。空を突き刺す100メートルを超える2つの尖塔は左右で様式が違います。火事を逃れて残存している「王の扉口」やロマネスク様式の彫刻群はこの大聖堂の見どころですが、おすすめは何といってもゴシック様式のシンボルであるステンドグラスの美しさです。, 173のステンドグラスの総面積は2000平方メートルにもなるといいます。「シャルトル・ブルー」という鮮やかな青色に特に注目して見てください。, リヨンはフランスの南東部にある町です。世界遺産になっている歴史地区は市内西部に位置しています。リヨンの旧市街は石畳で、車が通れないような細い道が多く、それゆえ昔の趣を色濃く残しています。リヨンの町独特のトラブールという建物の内部を通る通路は、古い時代の装飾などが見られたりして観光客に人気です。, リヨン市内のほとんどどこからでも見えるフルヴィエールの丘の上には大聖堂、麓にはアンリ4世が結婚式を挙げたという由緒ある教会があります。また、近くにはフランス国内最大規模のローマ劇場の遺跡、旧市街にはジャガード織について知ることができるカニュ博物館や建物の壁に描かれただまし絵など、リヨンはとても見どころの多い町です。, フランス北部の都市アミアンにある「アミアン大聖堂」は13世紀の建造物で、高さは42.3メートル、奥行きは145メートルという、フランス1の広さをもっています。聖堂内には多数の彫刻があり、天地創造、キリストの生涯や最後の審判など、聖書の場面が彫られていますが、これは文字が読めない人が聖書を理解する手助けとなっていたものです。, 「アミアン大聖堂」の外側のバラ窓の下にはずらりと20体のフランス国王の彫刻が並んでいて、1つの見どころになっています。聖堂内を彩るステンドグラスも見応えがあります。ヨハネの遺骨が納められているという「アミアン大聖堂」は人で溢れているということもなく、落ち着いて見学ができるおすすめのスポットです。, フランスのシャンパーニュ地方は、シャンパンの生産地として有名です。シャンパンは瓶の中で2次発酵をさせる工程が独特のスパークリングワインです。, 2015年に世界遺産に登録されたのは、ブドウ畑の広がる3つの丘、地下にワインセラーのあるシャンパン製造所(カーヴ)、販売物流拠点であるシャンパン・ハウスなどで、世界遺産の登録名は「シャンパーニュの丘陵・家屋・地下貯蔵庫群」です。, シャンパーニュ地方が世界遺産に登録されたのは、自然や建物という目に見えるものがあるからだけでなく、職人の技術や営みがもたらした文化という、目に見えない部分も含まれています。ちなみにフランスでは、有名なワインの生産地ボルドーとブルゴーニュも世界遺産に登録されています。, フランスの中部を東西に流れるロワール川の流域にあるロワール渓谷には歴史上重要な都市であるアンジェやトゥールなどの都市が連なっています。, 世界遺産に登録されているのは「シュリー・シュル・ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」という長い名称で、自然環境をはじめ文化や歴史的背景が共通している一連の資産全体が1つの世界遺産として扱われています。, フランスの世界遺産であるロワール渓谷には300を超える古城があります。名城も多く「フランスの庭園」とも言われる地域です。中でも有名なのはシャンボール城で、1981年にはこの地方の先陣をきって単体で世界遺産に登録されています。, その他、眠りの森の美女で有名なユッセ城、レオナルド・ダ・ヴィンチゆかりのアンブロワーズ城なども見学することができます。ロワール渓谷は、城めぐりというおとぎの世界を体験できる素敵な世界遺産です。, サン・テミリオンという町の名は、8世紀半ば洞窟を掘って隠遁生活を送っていた聖エミリオンに由来しています。この町を中心とする8つの地域が「サン・テミリオン地域」として世界遺産に登録されています。ワインの産地としても有名なこの地域には、キリスト教の重要な史跡がたくさんあります。, サン・テミリオン地域では巨大な石灰岩をくり抜いて造られたというモノリス教会、地下墓地カタコンベなどが見どころですが、郊外では風車やマナーハウス、鳩小屋など、日本では見られない風景が次々と現れるのも大きな魅力です。, また、ワインの産地だけあって美味しいワインを飲めるレストランも多くあります。ワイナリー見学などもでき、ワイン好きには特におすすめの世界遺産です。, フランス南部の町アヴィニョンは、14世紀に70年間にわたって教皇庁が置かれ大変栄えていました。「世界で最も強固な住まい」と言われた堅牢な教皇宮殿、隣接するノートルダム・デ・ドン大聖堂を中心とした地区が「アヴィニョン歴史地区:教皇宮殿、大司教座の建造物群およびアヴィニョン橋」として世界遺産に登録されています。, 童謡でもおなじみのアヴィニョン橋は12世紀後半に作られた石造りのアーチ橋で、現在では4つのアーチが残っているだけですが、もとは22のアーチがある920メートルもの長さをもつ橋でした。, アヴィニョンには10以上の教会や礼拝堂、美術館などの見どころもたくさんありますが、南フランスらしい売雰囲気のある小道や広場など、町歩きをおすすめしたい世界遺産です。, 北フランスのストラスブールはドイツと隣接しており、「ストラスブールのグラン・ディルとノイシュタット」として世界遺産に登録されている町です。グラン・ディルは「旧市街」、ノイシュタットは「新市街」という意味で、新旧それぞれのエリアが世界遺産としての価値をもっています。, ストラスブールの旧市街はフランスとドイツの交流の場ともなった町で、フランス生まれのゴシック様式がここからドイツに広がったと言われています。旧市街にある「ストラスブール大聖堂」はノートル・ダム大聖堂とも言われ、かのゲーテもその壮麗さを絶賛した、おすすめの見どころです。, プティット・フランス地区では、ストラスブールの昔の町並みがとてもよく保存されています。ドイツの村に見られるような木材の模様が美しい半木造の家が建ち並び、絵本の世界に迷い込んだような感覚になります。, ストラスブールの新市街は、この町がドイツ領だった普仏戦争から第一次世界大戦までの新しい時代に造られた地域で、ネオゴティック様式の教会や重厚な建物、美しいバルコニーをもった住宅などを見ることができます。ストラスブールは新旧合わせて全体が世界遺産という珍しい町です。, フランス南部にある「ポン・デュ・ガール」は深い谷に架かる美しく巨大な水道橋です。有名なこの水道橋は歴史の教科書などでもおなじみです。橋が建設されたのは2000年以上も前の古代ローマ時代、人口増加で水不足になった町に50キロメートル先から水を引くためでした。, 高さ49メートル、長さ275メートルという巨大な橋は3層構造で、完成までわずか5年しかかからなかったといいます。2000年を経た今でも美しいフォルムを保ったまま建っているポン・デュ・ガールを見ると、古代ローマ人の建築技術の高さに舌を巻かざるを得ません。, パリ南西の郊外、約20キロの距離にあるヴェルサイユ宮殿は世界中からの観光客が訪れる有名な世界遺産です。「ヴェルサイユの宮殿と庭園」として1979年に世界遺産に登録されました。この宮殿を建設したのは「太陽王」とも言われるルイ14世で、壮大な建物や豪華絢爛な室内装飾はブルボン王朝の威光を余すところなく今に伝えています。, ヴェルサイユ宮殿の裏側に広がる庭園は約40年の長い時間をかけて作られたもので、100万平方メートルという広大なものです。幾何学的な花壇や彫刻を配した泉水などが有名で、フランス式庭園の最高傑作と言われるこの庭園は、遠近法の原理や光学的な手法が巧みに取り入れられています。, 宮殿や庭園、どちらも広くて見どころが多いヴェルサイユは、たっぷり1日の観光時間を取って堪能したいスポットです。, パリを流れるセーヌ川のうち、シュリー橋からイエナ橋までの8キロメートルほどが「パリのセーヌ河岸」として世界遺産になっています。有名なエッフェル塔やノートルダム大聖堂をはじめ、ルーブルやオルセーなどの美術館、コンコルド広場やシャンゼリゼ通りなど、花の都パリの主だった観光名所がこの地域に含まれています。, 日本での知名度ではヴェルサイユ宮殿やセーヌ河岸に劣りますが、フランス南西部にあるカルカソンヌは年間300万人という、フランス国内で第2位の来訪者数を誇る観光名所です。カルカソンヌは紀元前6世紀からの歴史をもつ町で、二重に城壁がめぐらされ、「歴史的城塞都市カルカソンヌ」として世界遺産に登録されています。, フランスでは「カルカソンヌを見ずして死ねぬ」とも言われるそうですが、中世にタイムスリップしたようなこの町には、独特の雰囲気があります。城主の居城、戦闘時の本陣でもあったコンタル城、ステンドグラスの美しいサン・ナゼール・バジリカ聖堂などの見どころのほか、城のライトアップも人気です。, 城壁内にはホテルなど宿泊施設もあるので、時間が許せば1泊しての観光をおすすめしたいスポットです。, フランスの世界遺産の中で人気ナンバーワンは何といってもモンサンミッシェルでしょう。世界遺産の登録名は「モンサンミッシェルとその湾」で、周囲の海をも含めた扱いになっています。, アヴランシェの町の沖合にある岩山に建つ聖堂は増改築を繰り返して天に伸び、孤高の美しさを醸し出していますが、かつては要塞や監獄として使用された時期もありました。, 巡礼地でもあるモンサンミッシェル見どころは、塔や礼拝堂などたくさんありますが、特に修道院の中にある回廊は「驚異中の驚異」と言われる美しさです。また、湾を見渡せるテラスも必見のスポットです。モンサンミッシェルが1番美しく見えるのは夕暮れ時ですので、その時間に滞在できれば最高です。, フランスの世界遺産の中からおすすめの20カ所をご紹介しましたがいかがでしたか。素朴な田園風景から洗練された芸術的なスポット、歴史を感じさせる重厚な遺跡まで、さまざまな魅力をもつフランスの世界遺産は数が多く、とても1度の旅行では訪問しきれませんが、興味のあるところから訪ねる計画を立ててみてはいかがでしょうか。, フランスの世界遺産有名ランキング!歴史あるおすすめスポットが満載!のページです。TRAVEL STAR[トラベルスター]は旅行・観光スポット・ホテル・グルメなどの情報サイトです。旅行や観光に役立つ情報を無料でご購読して頂けます。.

三浦春馬 しゃべくり, 鬼滅の刃 198, 我慢 辛抱 類義語, お天気検定 中継場所, 服従させる 類語, エヴァ破 アスカ 叫び声, 未開 対義語, 西島秀俊 ブログ, 桜田通 ツイッター 本物, ディスペアー グラブル, 希望はあるよ どんなときでもね 英語, エヴァ破 アスカ 叫び声, サムライ8 ゴミ, 内科 痛い 小説, ちゃんぽん麺 市販, 辞退 対義語, インフルエンザ 空気感染, 鳥の名前を調べる 鳴き声, 鬼滅の刃 実写 舞台, 鬼滅の刃 舞台 感想, 請求書 明細 義務, マイ インターン 感想 文, 冗長化 英語 サーバ, Twitterバグ 通知, Twitter 画像編集, インフルエンザ脳症 予防接種したのに, サイモンコーウェル ワンダイレクション,

コメントを残す

前の記事

ハートのぶどう